14世・細辻伊兵衛てぬぐいアート展
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手ぬぐいを日用品としての用途にとどめず、
一枚の布に広がる表現として捉え、その可能性を探る試みとして、2015年より開催してきました。

初回開催では「変容(メタモルフォーゼ)」をテーマに、
手ぬぐいの新たな価値創出に挑戦。以降、各回ごとにテーマを設けながら、
展示の形式や見せ方を変え、手ぬぐいの多様な魅力を発信しています。

本ページでは、これまでの開催記録をアーカイブとしてご紹介いたします。

2015年(東京・京都)

2015年手ぬぐいアート展

初回開催となる2015年は、「変容(メタモルフォーゼ)」をテーマに、
手ぬぐいの可能性を体当たりで追求する試みが行われました。

創業400年という節目、さらに琳派400年の年にあたり、
これまで培ってきた手ぬぐいの価値を見つめ直し、
その表現領域を大きく拡張することを目的とした取り組みでもありました。

当主自らが手ぬぐいを用いたコスチュームを身にまとい、
その変容自在な特性を身体表現として提示するなど、
従来の枠にとらわれない大胆な展示を展開。

一枚の布に宿る可能性を極限まで引き出した本展示は、
以降の継続開催へとつながる起点となりました。


開催期間
東京展:2015年6月25日(木)~6月28日(日)
京都展:2015年7月1日(水)~7月7日(火)

開催場所
東京展:スパイラルガーデン
京都展:京都高島屋1Fエントランス「ゆとりうむ」


■東京会場の様子

■京都会場の様子

2016年(福岡・京都)

九州で初となる開催として、福岡・天神イムズにててぬぐいアート展を実施。
2015年に東京・京都で開催され好評を得た流れを受け、展示の場を新たな地域へと広げました。

手ぬぐいの価値再生と、その表現としての可能性を追求する個展として、
福岡の地においてもその試みが継続され、てぬぐいアートの魅力を広く発信しました。

京都高島屋では、祇園祭にあわせた企画「祇園祭なう@京都タカシマヤ」の一環として開催。
前年に続く2回目の実施となり、建築家・若林広幸氏とのコラボレーションによる空間演出が展開されました。

長刀鉾を原寸で表現した長尺手ぬぐいや、京町家の屋根を模した「甍(いらか)」の意匠により、
祇園祭の世界観を手ぬぐいで立体的に表現する試みが行われました。


開催期間
福岡展:2016年2月2日~15日
京都展:2016年7月1日~7月12日

開催場所
福岡展:天神イムズ
京都展:京都高島屋1Fエントランス「ゆとりうむ」


■福岡会場の様子

■京都会場の様子

2017年(福岡・京都)

福岡では、天神イムズにて「てぬぐいアート展 Vol.2」を開催。
「信長&ザビエル」をテーマとした展示に加え、「あっぱれ滝桜!」では桜の季節にあわせたインスタレーションを展開し、
同会場において複数の企画が実施されました。

館内の吹き抜け空間を活かし、手ぬぐいによる大規模な空間演出を展開。
光を取り入れた展示や、来場者が写真撮影を楽しめる演出、ワークショップなどの体験型企画も取り入れられ、
手ぬぐいを「見る」だけでなく「体験する」展示として、新たな展開を見せました。

京都では、「祇園祭なう@京都タカシマヤ vol.6」においててぬぐいアート展を開催。
祇園祭の美術的側面に着目した企画の一環として、1階ゆとりうむ特設会場および正面ウィンドーにて展示が行われました。

この年は、てぬぐいを用いた屏風作品「寿-把-屏-風-(SUPER BYOBOO)」を初披露。
祇園祭に関連する図案を組み合わせた構成は、山鉾を想起させる立体表現として展開されました。

福岡での体験型・空間演出から、作品そのものへと軸足を移した構成となり、
てぬぐいの表現領域をさらに押し広げる取り組みとなりました。


期間
福岡展:2017年3月24日(金)~4月17日(月)
京都展:2017年7月1日(土)~7月11日(火)

開催場所
福岡展:天神イムズ B2F イムズプラザ
京都展:京都高島屋 1階ゆとりうむ特設会場・正面ウィンドー


■福岡会場の様子

■京都会場の様子

2018年

京都高島屋にて、前年に続き「祇園祭なう@京都タカシマヤ」において展示を実施。
1階ゆとりうむ特設会場にて、「寿-把-屏-風-(SUPER BYOBOO)」の2018年版を展開しました。

前年に提示された屏風形式を踏まえつつ、祇園祭に関連する図案を組み合わせた構成や、山鉾を思わせる造形表現をさらに発展。
てぬぐいを用いた立体作品としての完成度を高めた展示となりました。

また、正面ウィンドーでは、昭和初期の図案をもとに京都の一年の行事を描いた手ぬぐいで構成した「年中行事屏風」を展示。
季節の移ろいとともに受け継がれてきた文化を、視覚的に楽しめる作品として表現しました。

前年の試みを基盤としながら、複数のテーマによる展開へと広がりを見せ、
屏風作品のシリーズとしての方向性を確立した年となりました。


期間
2018年7月1日(日)~7月10日(火)

開催場所
京都展:京都高島屋 1階ゆとりうむ特設会場


■会場の様子

2019年

京都高島屋にて「14世・細辻伊兵衛てぬぐいアート展」を開催(京都では5回目)。
1階ゆとりうむおよび正面ウィンドーにて展示が行われました。

この年は、京友禅の絵師とのコラボレーションにより、手ぬぐいサイズのキャンバス6枚に祇園祭の風景を描き、それらを金屏風として構成した作品を展示。
さらに、その6点の図案を1枚の手ぬぐいとして再構成した「絢爛屏風『祇園祭山鉾図』」が発表されました。

また、正面ウィンドーでは「京の年中行事シリーズ」の屏風を展示。
昭和初期の図案をもとに制作された手ぬぐいを屏風として再構成し、京都の年中行事を視覚的に伝える展示が行われました。

これまでに確立された屏風表現を発展させ、作品展示と商品展開を連動させることで、
てぬぐいをアートとして鑑賞するだけでなく、日常の中で楽しむ提案へとつなげた展示となりました。


期間
2019年7月1日(月)~7月9日(火)

開催場所
京都展:京都高島屋 1階ゆとりうむ・正面ウィンドー


■会場の様子

2020年

2020年手ぬぐいアート展

京都高島屋にて「14世・細辻伊兵衛てぬぐいアート展」を開催。
1階ゆとりうむおよび正面ウィンドーにて展示が行われました。

この年は、具体美術協会のラストメンバーである森内敬子氏とのコラボレーションにより、「長刀鉾・金銀」をテーマとした屏風作品を展開。
金と銀を基調とした表現により、祇園祭の象徴的な存在である長刀鉾をモチーフに、重厚感のある作品として構成されました。

また、森内氏による原画をもとに制作した手ぬぐい「長刀鉾・赤」「長刀鉾・金銀」を発表。
絵画作品と手ぬぐいという異なる媒体を横断するかたちで、表現の広がりが試みられました。

前年までの流れを踏まえつつ、作家性を前面に打ち出した構成へと発展し、
てぬぐいを用いた表現の新たな方向性を示した年となりました。


期間
2020年7月1日(水)~7月9日(木)

開催場所
京都展:京都高島屋 1階ゆとりうむ・正面ウィンドー


■会場の様子

2021年

京都高島屋にて「祇園祭」をテーマとした展示を実施。

この年は、祇園祭の山鉾をモチーフとした「モノクローム」シリーズの手ぬぐいを展開。
「龍」「放下鉾」「長刀鉾」「函谷鉾」「菊水鉾」「柄杓」などの図案を、細部まで丁寧に描き起こし、モノクロームで再構成した手ぬぐいとして構成しました。

さらに、これらの手ぬぐいに箔や螺鈿の加工を施し、屏風作品として展開。
1階正面ウィンドーでの展示により、素材の質感を活かした静謐な表現で祇園祭の新たな魅力を提示しました。


期間
2021年7月14日(水)~7月24日(土)

開催場所
京都展:京都高島屋 1階正面ウィンドー


■会場の様子

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